2018年2月1日木曜日

兵糧攻め

12月15日はぼくの76歳の誕生日。午後1時過ぎから手術。とんでもない誕生祝となった。
ガンの治療法にはいろいろあって、分かり易いのがガン発生の臓器の一部または全部を切り取る方法(臓器切除)。一般的なのが抗がん剤を投与する方法。これには毛が抜けるとか吐き気など強い副作用がある。抗がん剤に強く反対する意見もある。
他に穿刺局所療法。これはエコー(超音波)でガン細胞の位置を確かめ、お腹の上から少し長い針を刺して、熱や薬でガン細胞を壊死させる治療法。放射線を照射してガンを焼き切る治療法もある。ラジオ波熱凝固療法(RFA)という。
ぼくが受けた手術は肝動脈塞栓法(TACE)と言い、鼠径部の大動脈を切開、カテーテルを入れて肝臓ガンの部位まで到達させ、抗がん剤や油性の造影剤と一緒に塞栓物質を血管に流し込む。そうすると血液が詰まり、ガン細胞に行かなくなるから細胞が死ぬか小さくなるという技術である。
手術は局所麻酔で1時間弱で終わった。
進行して肥大した肝臓ガンに有効で、手術は成功したそうだ。
その夜は右足を動かしてはいけない、と言われ、一昼夜、同じ姿勢で寝たから背中が痛かったが、大きな苦痛はない。
22日まで静養していて無事退院した。
初期の対応としては完ぺきだったと思う。

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