2018年3月3日土曜日

食欲とLAの仲間

さて、日本一の肝臓ガンの専門医師の診察を受けて、正しかったのかどうか。毎朝食事の後、血圧を測る。降圧剤の所為か今朝の血圧は「140/87」と正常値に近い。これが「150/100」を過ぎると要注意だ。医師の指示通り朝晩、抗がん剤を1個づつ飲んでいる。他に胃が荒れるのを防ぐ薬を毎朝1錠。眠る前に睡眠導入剤を1錠飲む。お陰でぐっすり眠れる。そのため朝の目覚めが遅くなった。

声のカスレはやはり抗がん剤の副作用だった。朝起きたらほとんど声が出ない時がある。家内が心配して電話をくれた。
しかし何と言っても副作用がもたらす変化は「食事」である。何を食べても美味しくない。子供のころ関西弁で「味ない」と言った。まさに「ア・ジ・ナ・イ」
食欲が無く何も食べても美味しくない。食べなきゃいかん、と自身に言い聞かせ、手元にあるジャガイモを蒸したものと卵を茹でて無理して食べた。しかも「塩」抜き。塩は高血圧の敵で、塩気のあるものは避けてほしい、という看護師の指導に従う。塩抜きの美味しくない食べ物を無理して食べ、薬を飲む。

28日は久しぶりにLAで交遊のあったビジネス仲間とリユニオンの会食の日。当時の総領事、自動車や家電メーカーの社長、商社マン、それに銀行の頭取、日本・加州両方の資格を持つ国際(日本では「渉外弁護士」という)弁護士と一流の人材が7人集まった。昨秋、たまにはLAの連中と集まろうよ、と商社のLA支店長と自動車メーカーの社長をしていた人からぼくにお呼びがかかり、集まってもらった。

LAにはJBAというミニ経団連のような進出企業の懇親組織があり、駐在員の子供の日本語教育に力を入れていた。あさひ学園という土曜日だけの日本語補習校で1980年代後半、バブルの最盛期は児童・生徒3,000人を超えた。

表参道の粋なレストランで日本海のカニ料理を食べた。カニはぼくの大好物なのに酒も止めた今は美味しくもない。でも外地で苦労した仲間には”戦友的”同志感がある。

0 件のコメント:

コメントを投稿